幸福に人生を送りたいと誰でも願っている。

 古語に「人間万事塞翁が馬」とか「禍福はあざなえる縄の如し」などの諺があるが、現代は人知が発達してきて種々な安全装置ができてきて平板になったので、幸も不幸も先が読めるようになった。そのために世の中がつまらなくなったとも思われる。

 幸福とは何ぞや、と定義したいのだが、それが難しいので個々の現象として考えてみたい。

 心に心配ごとがないことが幸福の一つの状態である。人間には、他の動物と異なって、生きて行く将来についての不安がある。不安があるから、その準備をするから不幸が避けられるのだ。まず健康上の不安がある。仕事上の不安もある。それがストレスとなって病気になる。

 とにかく世の中は、あらゆる面で不安を掻き立てる知識やCMが巷に満ちている。黙って聞いて従っていれば健康人も病気にされてしまう。

 将来の不安の準備をすることは良い事だが、心配だけは余計ものだ。この対策は、どうするか。

 自分は生物であるとの「生きる信念」を持つことだ。誰もが、一個の生命体として神世の祖先から遺伝子を受けて生まれてきたのである。生命体は、精妙な科学現象を営んで生きていく構造になっている。病気に対する抵抗力や、病気になっても治癒する力を持っているのだ。それは意識しないでも無意識で機能するようになっている。

 ところが、人間は知識は多く得たが、その代わりに本能力を失ってきている。精神的悩みによって病気になる。 

 そこで、私は、意識として「生きる力があるのだ」と認識することを奨めたい。


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